高気圧・酸素ルームを作った理由

2017年夏。私は衝撃的な知らせを受けました。

大切な愛娘、15歳の娘の健康診断の結果が学校から届きました。

「要、精密検査。」

肺と肺の間、縦隔と呼ばれる場所に、何か、そこにあってはならない影が映っているのです。

自然食と自然療法の仕事を長くやってきたから、大丈夫だろうとは楽観できない、あってはならない形状がそこにありました。

最善の医療をと求める気持ちはほかの親と全く変わりはなく、また、それがいわゆる食事や生活改善ではどうにもならないものであることを知るまでに時間はかかりませんでした。

医師から医師を渡り歩き、それはもう、胸を開く手術をするほかに選択肢はないことを改めて確認し、娘の胸にメスが入ることを覚悟しました。

願わくば、せめて大きな手術に耐える娘の回復を、最適な状態にしてあげたい。

私の人生は、介護と明け暮れる日々でした。

幼い学びは介護、青春は介護、働き盛りも介護という3回の経験と、無数のお客様の声にならない声を受け止めた立場のものであっても、思春期真っ盛りの娘の開胸手術を受け入れるまでには相当時間を要しましたが、ただ、私にはこれまでに集めてきた無数の情報があります。

いかに傷の回復を早くし、目立たなくし、一日も早く、何事もなかったかのように学校生活を、そして青春の貴重な時間を取り戻すか。

その、物理的な集大成が、プレマルシェ・オキシジェンです。